冬の花火、赤の色。
冬の花火は空気が澄んでいて夏よりも綺麗に見えるそうです。
海外の花火は1色が多いらしいですが、日本では多色組み合わせてあって綺麗ですよね!
つい先日、冬の花火を見に行ったのです。
人混みが少ないところを探して歩いていると「た〜〜まや〜〜」と叫んでいるカップルがいました。
ちょっと冷めた目で見つつ、一緒に花火大会に来た彼女にウンチクを話したんです。
「いや、今のは玉屋じゃないな。赤の炎色反応はリチウムによるものだけれど、今のは少し黄色味がかっていたから轟屋やろうな!」
もちろんでまかせです。嘘です。可愛い冗談です。
えぇ、可愛いです。
花火について全く詳しくないですが、さも知っているかのように得意げに話したのです。
普段なら、彼女が少し疑いつつも凄いと褒めてくれるところなのですが今回は違いました…
近くにいたカップルの女性が「本当ですか⁉︎凄い‼︎」と詰め寄ってきたのです。
(玉屋と叫んだ女性じゃないです。また別の人)
さすがに見知らぬ他人にまで嘘を突き通す度胸も勇気も意味もなく。
私は紳士的に見えるよう、優しく微笑みながら「すみません。嘘です」と正直に答えました。
まさか周りに聞こえていたとは…
(玉屋と叫んだ人には聞こえていないよ)
えぇ、心の中では「ふえぇ…どうしよ。気まずいよ〜」と叫んでおりました。
幸い、その女性は笑ってくれましたが、不用意な発言は気をつけなければなりませんね。
調べました。
花火の紅色は炭酸ストロンチウムという炎色反応を用いているようです。
リチウムの炎色反応も紅色ですよ☆