新しい世界を知るために。

知っている楽しみは一部。知らない楽しみは底を尽きません。

「6才のボクが、大人になるまで。」映画

先日久しぶりにビデオ屋さんに行きました。

棚にあるビデオがガラッと変わっていて、どれを借りようか悩んでいると

「6才のボクが、大人になるまで。」

見つけました!!

(ネタバレはありませんよ☆)

6才のボクが、大人になるまで。 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

6才のボクが、大人になるまで。 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

 

 


映画公開時から気になっていた作品。

とはいえ、知っていた情報はたったひとつ。

子供から大人になるまで同じ人が演じているということのみ。

12年間以上かけて撮影されたということです。
どんな物語なのかということも知りませんでした。

 

私はあらすじを知ってから見たいタイプなのです。

恋をするのか、冒険に出るのか、困難を乗り越えて人間として成長するのか。

おおざっぱでもいいので、どんな展開になるのかを知っていることで期待できます。

(もちろんネタバレは嫌ですよ。)


なので、本編を見始める前にDVDメニューで予告を見ようとしました。

予告ない!!

 

チャプターと音声と字幕しかメニューにない。予告、そういえばテレビなどで見かけなかったな~

ないなら仕方ないか・・・

 


ん?



んん⁉︎

 


メイキング映像は!?

 

子供のころから撮影しているんだろ?

メイキングもつけろよ~!!


ちょっと! 画期的というか長い時間をかけて作られた作品で、役者の成長と共に撮影されてきた映画なんでしょ? 

メイキング映像は必須でしょうに!!!

 

普段メイキングを見ることは少ないのですが、この作品のものは必ず見ようと期待していただけにかなり残念でした。

 ショックだ…。

 


さて、内容です☆

内容は「6才のボクが、大人になるまで。」このままです。

ストーリーの面白さというものはなく、ごく普通の人生の早送りです。

映画でなければ、「なかなか大変だったね」と声をかけるところですが、映画の物語にしてはストーリーに山も谷もないので、映画館で観るには物足りないかも。

 

何かが大きく変わるわけでもなくて、事件が起きるわけでもない。
「でも本人にとっては大切なことばかりで、積み重ねによって人間は成長し、大人なるんだよ。」ってことでしょうね。

 

 

子供は子供らしく。
登場する大人はそれぞれ良いところと悪いところがある。
みんな演技をしているんだろうけど、人間味あふれていて、とても自然体。きっとこういう大人はたくさんいるんだろうなと感じました。

 

 

主人公はどんどん成長します。

場面が変わるときには「主人公○才、姉○才」と書いてくれたらわかりやすかったのに。


成長し、年齢によって感受性や人との付き合い方が変わっていく様子はキャストが同じだということもあって共感しやすいです。子供は子供らしく、ティーンエイジャーはティーンエイジャーらしく、よく表現できています。 


とはいえ、一般人をよく表現できているというのは普通だということ。

彼にとっては大切な選択の連続で、大変なこともあり、成長してきたわけですが、特別なことのないドキュメントを見ているようでもありました。


「この年代って、こういう考え方をするよな~。私もそうだった」というふうに共感だったり、否定だったり、物や人を見る視線を合わすような感覚で見なければ、恐ろしくつまらない物語に感じてしまいます。


見る人の年齢によって感じ方は大きく変わるでしょうね。


だからこそ主人公やその家族には、演じてみてどうだったのか、6才の頃と大人の自分を比べてみて、どんな成長をしたのか。それをメイキングで語って欲しかった!!



総合評価は10段階で3。(かなりてきとう)

同じ人物という取り組みは面白かったけど、過去を踏まえての成長を感じさせるものがありませんでした。

なぜそのような選択、成長をしたのか。どのようなきっかけがあったのか。そういう理由がないために、淡々と成長していく様子を撮影する盛り上がりのないドキュメンタリーのようになってしまった気がします。


辛口評価になりましたが、もし見られた方がおられましたら、コメントをお願いします☆

否定コメントも大歓迎ですが、お怒りにならずにあくまで優しくお願いします。笑