新しい世界を知るために。

知っている楽しみは一部。知らない楽しみは底を尽きません。

冷たい手。その手誰の手?

後になると笑える恐怖体験。
昨日、私が体験した話。
(怖さ控えめ☆)



夜が明ける頃、不意に目が覚めた。

時計を見ようと少し首を捻る。


すると、首に何かが落ちてきた。
虫?

いや、もっと大きい。
動きはしないものの、かなりの大きさなのが重みでわかる。


それは冷たく、私の首をかっ切ろうとしているのか、頸動脈の上にいる。
あまりの恐怖に動くことができなかった。
ただ、向こうが先に動いても困る…


私は恐る恐る、右手をそっと首に近づけてそれに触れる。それが何かわかったとき、呼吸が止まった。


冷たい…


細長い…


指…



人の…指…!!!!!!!!





首にあったのは冷たく、長い指をした人の手だった。
あまりの恐怖に体は硬直し、言葉も出せない。



私は自室に1人で寝ている。
他に人がいるわけなくて…この手誰の手?
何の手?


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声を出せば首の上にいる手に響く。刺激するわけにもいかず、暗闇の中、動くに動けない。





これ以上の恐怖に耐えられず、手を払ってしまおうと、もう一度その手に触れる。





…何かおかしい。
首にある手に触れたはず。なのに、私の左手を触られた感覚が少し、ほんの少しだけ感じ取れた。

右手で首にある手を持ち上げる。
それは私の左手だった。

痺れている。



私は寝る前に左手を目の上に乗せて寝た。
そして、寝返りをすることもなくそのまま血が止まって感覚もなくなり冷たくなった。

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(画像探すの大変だった。もう少し、手首が目の上に来るような感じかな?)


誰もいない暗闇の中、冷たい手が、指が首を触れる。怖かった。
アダムスファミリーのハンドを思い出すよね。
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「ははっ、いつの間に忍び込んだんだい? 可愛いやつめ」なんて言える女の子が横にいたならば、嬉しい限りだけれど…。そんなこともなく1人で怖がっていました。

時計を見ようと動いたときに、顔の上にあった手がずれて首に落ちてきた。というのが種明かし。


泣いてたり、打ちひしがれているとき以外はこんな風に寝てはいけませんよ?
恐怖の冷たい手があなたの元へも来るかもしれませんからね。



((((;゚Д゚)))))))