新しい世界を知るために。

知っている楽しみは一部。知らない楽しみは底を尽きません。

死ぬのが怖いですか?死にカタログ。

私はとても怖いです。

 

 

死ぬと無になるという考えだからです。

何も感じられない、何も考えられない。

 

もう自分を認識することができない。

そう考えると夜も眠れなくなるほど怖くなります。

 

 

何か考えを変えられる良い本はないだろうかといろいろ読みました。

宗教関連だったり、生き方についてだったり。

結果としては、私の恐怖を拭い去るような効果的な本はありませんでした。

 

 

ただ、面白い本を見つけたので紹介したいと思います。

イラストがとても多くて、読んでいて気分が下がったり怖い思いをすることはありませんでした。雑学のようなことも多く書いてあり、勉強にもなりました。

面白いのでお暇なときは大型本屋さんなどで手に取ってみて下さい☆

 

死にカタログ

死にカタログ

 

 

 死ぬって何だろう。

誰かのお葬式だとか、動かなくなったハムスターの感触だとか、映画やニュース、本で読んだ話などをつなぎ合わせて、たぶんこれが死なんだろうと、わかったふりをしていますが、正直なところ、僕は死が、さっぱりわからない。
この本では、死とはどんなカタチで、いつ、どこで、どのように、あるのか。子ども時代を入り口に、とにかく、絵にして、並べて、それから考える。そんなふうに、死を見ていこうと思います。 「はじめに」より

 

 

 

 

本の中で紹介されたお話。ネタバレにもなるかもです

多くの中からいくつかご紹介☆

 

 

 

 

本の中で紹介されたものの中で興味深い考え方では旅の民族ジプシーの「いなかったことになる」説です。死んだ人の話は一切せず、遺品も残さない。死は存在せず、生きていることがすべてという、旅の中だからこそ生まれた特別な死のカタチ。これでは恐怖は拭えませんね。

 

私が好きな死のカタチは、パプアニューギニアなどで信じられていた説。「死ぬと近所の島に行く」その島で普通に生活をし、結婚もする。このように新たな場所で引き続き生活を送るという考えを持つ文化は少なくないそうです。天国という概念ではなく、何ら変わらない日々の生活の延長が続く。死者と再会し昔話に花を咲かすなどして、のんびり暮らす。これなら死ぬのも怖くないです☆

 

そんな穏やかな生活に憧れる一方で、冷凍保存によって未来で蘇る希望を持つことや、遺骨をロケットに乗せて流れ星にするという実際に存在するSFも捨てがたいです。お金があれば冷凍保存について真剣に検討するところです。外国の会社がこのプロジェクトをやっていたはず。日本でもやらないかな・・・

 

 

 

明日、自分が死ぬかもしれないという危機感を持っていますか?

地球では数秒ごとに誰かが死んでいるそうです。それでも、私は自分とは無縁な話だと思っています。事故死してもおかしくないことは理解しているけれど実感がわかない。

 

見られては困る引き出しの中身やデータを持っていると思います。

このデータは家族に見られると恥ずかしい!とかありませんか?

しかし、それを残しておくということは私と同じように死の実感を持っていない。毎日のように人の死にまつわるニュースは流れていますが、自分にかぎって不幸は訪れないだろうと考えている人ばかりではないでしょうか。

 

 

私は『死』について今はまだどうしても辛く苦しいイメージを拭えません。

年齢を重ねて多くの経験をしたとき、死を前にしても自分の人生に押しつぶされないような人に私はなれるのでしょうか。そのときがきたら綺麗に人生を振り返られるように考えて生きていこうと思います。